外壁塗装業者を選ぶ際の
チェックポイント
生涯で2、3回しかすることのない外壁塗装。
しかも一回あたりの費用は決して失敗しても仕方ないと思える金額ではありません。
だからこそ、依頼する外壁塗装業者は信頼できる業者を選びたいですよね。
このページでは外壁塗装業者を選ぶ際のチェックポイントを詳しく説明いたします。
外壁塗装業者ホームページでの見極めポイント
会社概要
会社概要はその塗装業者を信頼できる判断材料としてはとても重要な要素です。
所在地、資本金、社員数、取引会社、資格類、事務所の写真などしっかりチェックする必要があります。
アピールポイント
何をアピールしているかで、その塗装業者が大事にしたいことがイメージできます。
たとえば、塗装品質へのこだわりや、お客様満足などを強く伝えている場合には、それだけサービスの品質向上に努めている塗装業者であることがわかります。
施工実績が豊富にある塗装業者の方が、知識の面でも技術力の面でも、より安心です。
お客様の声(口コミ)
お客様の声(口コミ)も要確認です。
外壁塗装をするにあたり、重視するのは何か、①価格 ②営業 ③対応力 ④技術力 ⑤保証、などといった具合に、まずは自身のニーズを明確化したうえで、自分と似たニーズをもっている人の口コミを探して参考にすることをおすすめします。
建設業許可票の有無
建設業界で「金看板」と言われる一般建設業許可票を取得した塗装業者は、都道府県知事認定店です。
など、国の指定した条件に審査、承認を経てクリアした業者にのみ付与されています。
一般建設業許可票を取得している塗装店は全体で見るとまだ少なく、塗装業者の安心店の判断材料とされています。
建物の診断内容
業者によっては、外壁・屋根の状況をしっかりと確認せずに診断して見積書を作成することもあります。
診断のプロが診断をしていない場合、素人が見ても分かる劣化内容を口頭でただ伝えるだけで、専門的な診断結果による工事の提案もないことがほとんどです。
診断のプロがしっかりと診断し、外壁・屋根塗装の状況に合った提案をしてくれるかを確認することが、安心できる塗装業者選びのポイントとなります。
このような診断内容であれば安心できる塗装業者と判断しても良いでしょう。
見積書の内訳の確認
塗装工事は、外壁や屋根だけでなく、軒天や破風板といった付帯部と呼ばれる部分も塗装をする必要があります。
また、塗装する塗料もいろいろな機能を持った種類があり、見積書に内訳まで記載するのが通常です。
中には「外壁塗装一式」と書かれ、総額費用しか分からない見積書を提出する塗装業者もいるので注意が必要です。
安心できる塗装業者を選ぶためには、見積書の費用だけでなく、書かれている内容(費用の内訳や使用塗料名など)も確認することが判断ポイントとなります。
見積書の正しい費用の見方と、安心の屋根・外壁塗装をしてくれるのかの見方として、以下の内容をご確認ください。
- 一式見積もりではなく、工事内容が詳細に分かる内訳を記載した見積書を提出してくれる
- 塗装面積(㎡)で費用が書かれている
- 使用する塗料名が書かれている
- しっかりとした保証内容が記載されている
- 内訳の費用に対する根拠が理解できる内容である
- 内訳から備考まで客観的に理解できる内容で安心できる
- 追加工事・追加請求となる危険性はない
これらの項目に即した見積書であれば、安心できる塗装業者と判断しても良いでしょう。
工事中の塗装業者の対応
① 塗装業者が近隣に挨拶まわりをする
近隣の方に、
「外壁の塗り替えを◯日~◯日くらいまで行うので、その間、少しペンキの臭いがする・工事の音がする・塗装業者のトラック、職人が出入りします。ご迷惑おかけしますがよろしくお願いいたします。」
と外壁の塗り替えを実施する旨を伝える必要があります。
② 職人の紹介
工事開始日に現場管理者が、担当させていただく職人を紹介し、実際に施工する職人を知ることで安心していただき、気になったことでも気軽に相談できる雰囲気となります。
③ 職人とお客様との接し方
挨拶を含めビジネスマナー、接客という観点から教育を受けている職人が施工してくれるか、長い工事期間のうえでストレスなく過ごせるのかが大事なポイントとなります。
④ 進捗報告
日々の進捗確認を、写真などを添えて客観的な説明をしてもらえるかで安心感が変わってきます。
⑤ トラブル対応
契約後や、工事開始から工事完了までを通して、気になる点はその都度相談、対応をしてもらえるかによって、信頼できる塗装業者かを判断できます。
⑥ 掃除
意外と疎かにされがちなのが塗装後の掃除です。
塗装以外にもしっかり気配りをしてくれる塗装業者であれば任せてよかったと後悔せずに済みます。
これらの事前確認をすることで安心して塗装業者に任せることができます。
アフターフォロー(保証内容)の充実
工事が完成し、見た目も良く満足で終わったはずが、わずか数年でペラペラとめくれてきたなどの不具合が起きることもあります。
不具合が起きたので塗装業者へ連絡してみたが、いろいろな言い訳をされ、何も対応してくれず、逃げられたというトラブルのケースもあります。
このようなトラブルにならないためには、保証とアフターフォローがしっかりした塗装業者を選ぶことがポイントになり、保証の内容をしっかりと確認しておく必要があります。
製品保証と工事保証の違いを把握
製品保証は、塗料(製品)に瑕疵があった場合の保証で塗料メーカーが塗料代を上限とする保証です。
工事保証は、塗装工事に瑕疵があった場合、施工店がお客様に対しての保証です。
工事保証を出す塗装業者はしっかりとした工事をしたからこそ、工事保証を出しているので、工事保証を付けている塗装業者は安心できる可能性は高いと言えます。
保証書を発行してくれるか確認することも必ず忘れないようにしましょう。
外壁・屋根塗装は、信頼できる塗装業者にお願いしても、絶対に不具合が出ないとは限りません。
工事後でも小さな問題は起こり得るので、工事後の点検や診断をしっかりしてくれるアフターフォロー制度があるのは、塗装業者選びのポイントになります。