はじめての外壁塗装で
失敗しないポイント
住まいは一定期間でメンテナンスを重ねていく必要があります。
外壁、屋根は日々外気にさらされ、塗料もそれに耐える限度があるからです。
ここでは、外壁・屋根塗装をはじめてされる方へのお役立ち情報をお伝えします。
外壁塗装が必要な2つの理由
1外壁を保護する
定期的なメンテナンスを怠ると、外壁のヒビ・傷み・劣化を進行させてしまう可能性があるため、定期的に外壁を保護する必要があります。
結果、外壁の美観を保つことにもなります。
2外壁に機能をつける
雨水の浸入を防ぎ、雨漏りから家を守るには、防水機能のある塗料を塗装することで、下地の外壁がひび割れても塗装した塗料が伸びることでそこから水が浸入するのを防ぎ、結果的に雨漏りを防ぎます。
遮熱機能のついた塗料を屋根に塗装することで、太陽光を最大91%(色により異なる)反射してくれます。
外壁塗装の相場を知る
外壁の塗り替えの相場は、外壁面積150㎡の場合、足場組立、高圧洗浄、外壁塗装、付帯部塗装など全て行って80万程度です。
外壁を塗り替える場合、人工代(職人さんの人件費)、使用する塗料代、足場代、養生代、その他雑費がかかります。
金額の幅は、使用する塗料のランクや外壁面積の平米数、その他業者ごとのサービス内容によって変わってきます。
外壁と同時に屋根塗装を行う
1屋根は外壁より劣化しやすい
屋根は外壁より高い位置にあり、遮ることなく紫外線を強く受けるため劣化しやすく、外壁よりも耐久年数が低いです。
もし、屋根の塗替えをしていない状態で外壁塗り替えをご検討されているのであれば、同時に屋根塗装を行うことをおすすめします。
2足場代金が半額になる
屋根塗装と外壁塗装を同時に行うと、塗り替えの際に必要な足場設置が1度で済むため、別で行うより同時に行った方が半額になり、お得と言えます。
足場代金は一般的な一戸建ての塗装の場合、20万円程度となります。
もちろん、使用する塗料が外壁用、屋根用と別であったり、工期が長くなることで人件費が増えたりするため、外壁のみ塗り替える場合より金額は大きくなります。
塗り替えの目安
塗り替えは10年以上メンテナンスされていない住まいが目安とされています。
塗り替えの判断としては、以下のような現象があると目安になります。
1チョーキング現象
壁を触ると手に白っぽい粉がつく現象。塗膜が薄くなっているサインで、放置しておくと雨水が浸入し各部材を傷めてしまいます。
2シーリング材(外壁材同士の隙間)・外壁のひび割れ
放置しておくと雨水が浸入し、建物内部の断熱材にカビが発生してしまう恐れがあります。
3塗膜の膨れ・はがれ
1度塗装をした住まいに起こりうる、前回塗装した塗膜が剥がれてくる現象。前回の塗装効果が切れている可能性があります。
4色褪せ
外壁の色が当初と違う、色が薄くなっていたり白ぼけて見えたりする現象。前回の塗装効果が切れている可能性があります。
5カビや藻の発生
1度発生すると除去しない限り増殖し、美観も損ねてしまいます。